転勤決定!持ち家はどうする?家の選択肢のメリット・デメリット
みなさんこんにちは!
静岡市の不動産会社、ライフステーションの小田です。
「持ち家があるのに転勤が決まった場合、家はどうする?」といった疑問はよく耳にします。
その場合は空き家にしておく、賃貸に出す、売却するのなどの選択肢があります。
今回のコラムでは、転勤になった場合に持ち家をどうすべきかについてのお話。
考えられるケース例からどの選択肢がおすすめか、それぞれのメリット・デメリットなどをご紹介します。
転勤が決まったら持ち家はどうする?考えられる選択肢とは
全国に支社があるような会社で働くサラリーマンにとって、避けられないのが転勤です。
「家を建てると転勤が決まる」なんてジンクスがある会社もあるとか!
持ち家があるのに転勤が決まったら、家をどうするべきか悩んでしまいますよね。
まずは転勤の期間や家族帯同の有無などのケース別に、どんな選択肢が多く選ばれるか見ていきましょう。
戻ってくる予定がない場合→【売却】
片道切符の転勤やその後の異動の予定がわからない場合、家族帯同で転勤をして持ち家は売却してしまうという選択肢が現実的です。
賃貸の需要が低いエリアで、借り手を探すのが難しいような場合も売却を検討しましょう。
1年程度で戻ってくる予定の場合→【空き家】
1年程度という短期間の転勤の場合は、空き家にしておくケースが多いです。
1年という短期間では賃貸に出そうにも借り手がつきにくいですし、手間の方が大きくなってしまいます。
そのまま空き家にしておけば1年後戻ってきたときに、すぐに元の暮らしに戻れるでしょう。
単身赴任の場合→【家族が住む】
家族を残して単身赴任するの場合は、持ち家には家族がそのまま住むというケースが多いでしょう。
元のエリアに戻ってきたときも、家族が住んでいればそのまま元の暮らしに戻れます。
期間限定の転勤で、戻る時期が決まっている場合→【賃貸】
数年後に戻ってくることがわかってる場合は、いない期間だけ賃貸に出すという選択肢があります。
期間限定で賃貸に出す際の注意点などは、次の段落で詳しくご紹介します。
転勤の際に家はどうするべきか、選択肢別のメリット・デメリット
転勤になったときに家をどうするかを考えるとき、主な選択肢は売却する、空き家にしておく、家族が残って住む、賃貸に出すの4つです。
急な転勤が決まった場合にすぐ検討できるよう、4つの選択肢についてメリットとデメリットを知っておきましょう。
売却するメリットとデメリット
転勤期間が長い、戻ってくる予定がない場合、または賃貸の需要が低いエリアや物件の場合では売却が現実的です。
住む予定がないなら、売却してしまった方が維持費や固定資産税を削減できるからです。
賃貸に出すのと違い、手放してしまえば管理の手間もありません。
売却金を元に、転勤先で新しい家に買い替えることも検討できるでしょう。
ただし、不動産の売却には時間や手間、費用がかかることも覚えておきましょう。
思い入れのある自宅を手放すのがさみしいと感じてしまうお話もよく聞きます。
不動産売却の流れや注意点、売却にかかる期間や費用などは過去のコラムでもそれぞれご紹介していますのでぜひご覧ください。
不動産売却の注意点とは?売却の流れに沿って解説!失敗しないコツも
不動産売却の期間はどのくらい?長引く要因と早める方法を知りたい!
空き家にしておくメリットとデメリット
賃貸や売却をせず空き家のままにしておくメリットは、転勤期間が終了して戻ってきたときにもすぐに元の家で暮らせることです。
愛着のある家を他人に貸したり売ったりすることなく、そのための費用や手間もかかりません。
転勤の予定が短期間と決まっているなら手間のかからない方法でしょう。
デメリットは転勤先の家賃と持ち家の住宅ローンで、住居費の負担が大きくなってしまうこと。
住んでいなくても維持費や固定資産税などがかかります。
誰も住んでいない空き家は傷むのが早いため、清掃や風通しなどの定期的なメンテナンスも必要です。
家族が残って住むメリットとデメリット
家族が残って住む場合は、残った家族の環境が変わらないことが大きなメリットです。
子どもの天候や転園の心配もありませんし、配偶者の仕事も続けられます。
住宅ローン控除も引き続き受けることができます。
もちろん転勤の期間が終わって戻ってきたときには、すぐに元の生活に戻ることができるのが嬉しいところ。
デメリットは自宅と転勤先とで住居費が2重にかかってしまうことです。
住宅ローンの返済に影響はないか、家計をしっかりチェックしましょう。
賃貸に出すメリットとデメリット
賃貸に出すメリットは家賃収入が得られることです。
家賃収入で住宅ローンを返していく計画が立てられるかもしれません。
空き家にしておくよりも、人が住んでいた方が家の劣化を抑えることもできます。
決まった期間だけ賃貸に出したい場合は、定期借家契約で賃貸するのがポイント。
定期借家契約では、あらかじめ賃貸期間を定めて契約することができます。
通常の普通借家契約では、契約者が出ていかない限り自動的に契約が更新されてしまうので、戻ってきたタイミングで元の家に住むことができない可能性があるのです。
ただし賃貸に出す場合、物件や入居者の管理に手間と費用がかかることも忘れてはいけません。
ホームクリーニングとリフォームをして借り手を募ったけれど空室のまま……なんてことが続けば、かえって赤字が膨らんでしまいます。
また、住宅ローンが残っている場合も要注意。
住宅ローンはマイホームとして自分が住むという条件で契約しているローンのため、賃貸物件にしてしまうと契約違反になる場合があるのです。
ただし、転勤のため数年という条件であれば許可が出るケースもあります。
まずは賃貸に出す前にローン契約を結んでいる金融機関へ相談してみましょう。
住宅ローン控除についても、同様の理由で賃貸に出している間は対象外となります。
まとめ
・持ち家があるのに転勤が決まった場合の4つの選択肢
持ち家があるのに転勤が決まった場合に家をどうするか、主な選択肢は売却する、空き家にしておく、単身赴任をして家族が住む、賃貸に出すの4つ。転勤の期間や戻ってくるかどうか、家族が一緒に行くかどうかといったことからどの選択肢が良いのか考えてみましょう。
・転勤時の家の選択肢、それぞれのメリットデメリット
空き家にしておけば戻ってくればすぐに住める、賃貸に出せば家賃収入が入る、売却すれば維持費の負担がなくなる、家族が住めば家族の環境が変わらずに済むというメリットがあります。一方、空き家は維持管理の手間と費用がかかる、賃貸や売却も手間と費用がかかる、家族が住むのは住居費が2重にかかるというデメリットも。今後のライフスタイルや家族、家計の状況を確認しながらどの選択肢が良いのか検討してみましょう。
不動産売却の専門家と豊富な実績をそろえて、あなたのご相談をお待ちしています!