不動産の買取保証とは?メリットやデメリット、利用の流れも解説!
みなさんこんにちは!
静岡市の不動産会社、ライフステーションの小田です。
不動産をできるだけ高く売りたいけど、〇月までに売れないと困る……そんなときの選択肢の一つとして、不動産会社による買取保証があります。
買取保証では仲介と買取のいいとこ取りをして、不動産売却を進めることができますよ!
今回は、そんな不動産の買取保証についてのお話です。
買取方法とはどんな売却方法でどんな方に向いているか、メリット・デメリットと利用の流れも交えて解説します。
不動産の買取保証とはどんな売却方法?こんな人におすすめ!
不動産売却には大きく分けて「仲介」と「買取」の2つの方法があります。
仲介は不動産会社を通して購入希望者を探して売却する方法、買取は不動産会社に直接買い取ってもらう方法です。
買取保証はまず不動産仲介で購入希望者を探しますが、一定期間売れなかった場合にはあらかじめ合意していた金額で不動産会社に買取してもらうという売却方法。
仲介で売却すれば不動産を高く売れる可能性がありますが、買い手が現れなければいつまでも売れないという場合もあります。
買取保証なら、一定期間経過後には不動産に必ず買取してもらえるため、リスクの少ない方法なのです。
買取保証の利用に向いているのは「離婚で自宅を売却したい」「引っ越しするために売却したい」「新居の購入が決まっていて、それまでに売却して現金を用意したい」「相続した不動産を売却して現金で分配したい」といったケースです。
できるだけ高く売却したいけど、ある期限までにはかならず売却したい!という人におすすめです。
買取保証と即時買取の違いは?
即時買取は仲介で買い手を探すことなく、すぐに不動産会社に買取してもらう方法です。
買い手を探す必要がないので楽ですし、金額さえ折り合えば最短1週間程度で売却を完了させることができます。
一方買取保証では、まず仲介で買い手を探す手間がありますが、より高い価格で売却するチャンスがあるといえます。
買い手が見つからずに買取となっても、即時買取より高い価格がつく傾向もあります。
不動産の買取保証のメリット・デメリット
不動産買取のメリットは、ズバリ仲介と買取のいいとこ取り!
まずは仲介で購入希望者を探すので、不動産を高く売却できるチャンスがあります。
不動産仲介は買い手が見つからなければ売れ残ってしまうリスクがありますが、買取保証なら一定期間売却できなければ不動産会社が買取するので低リスク!
あらかじめ期間と価格を決めているので「スケジュールが立てやすい」「買い替えの資金計画が立てやすい」という不動産買取のメリットを受けることができますよ。
また、売却先が不動産会社になるので仲介手数料が不要、契約不適合責任(瑕疵担保責任)無しというメリットもあります。
一方、買取保証のデメリットは買取時の価格。
不動産買取は仲介で売却するよりも価格が下がり、市場価格の7~8割程度になるが一般的です。
しかし、仲介で売り出して売れなければ0ですから、まずは仲介での売却にチャレンジができるので後悔なく進められると思います。
また、不動産会社にとっては仲介で売れなくても最終的には自社買取となるので、積極的に売却活動を行ってくれないかもしれないという懸念があります。
手間や費用をかけて仲介するよりも、安価で自社買取した方が利益が出ると考えられてしまう可能性がないとは言えません。
不動産の買取保証を利用する条件や流れ
買取保証は必ず利用できるとは限らず、利用するためにはこんな条件があります。
- 買取保証を行っている不動産会社であること
- 需要のある物件であること
- 専属専任媒介契約を結ぶこと
まず、買取保証はすべての不動産会社で必ず行っているわけではないので、買取保証を行っている不動産会社を選ぶ必要があります。
また、不動産会社は物件を買取したあとはリフォームをして売り出すので、購入者の需要がある物件である必要があります。
古すぎて耐震性が足りない物件、再建築不可物件、中古住宅の需要がないエリアの物件などは、そもそも買取をしてもらえないという可能性があるので注意しましょう。
最後に、買取保証で不動産を売却するときは不動産会社と専属専任媒介契約を結ぶ必要があります。
これは契約した不動産会社を必ず通して取引をするという契約で、契約期間は他の不動産会社と契約を結ぶことができませんので、契約先をしっかりと選ぶことが大切です。
不動産の買取保証を利用する流れ
買取保証を利用して不動産売却をする場合の流れをご紹介します。
【1】不動産会社に査定を依頼する
【2】不動産会社を決定して媒介契約を結ぶ
【3】売却活動を開始する
【4】仲介で売却先が見つからなければ不動産会社が買取
不動産会社を選ぶときには、複数の不動産会社を比較しながら検討しましょう。
依頼する不動産会社が決まったら専属専任媒介契約を結び、このときに買取となる期間や買取価格などについても決めておきます。
一定期間、不動産仲介で購入希望者を探し、買い手が見つからなければ事前に決めておいた金額で不動産会社が買取をします。
まとめ
・不動産の買取保証とは
不動産の買取保証とは、不動産仲介で一定期間売れなかった場合にあらかじめ決めておいた金額で不動産会社が買い取るという不動産売却の方法です。不動産をできるだけ高く売りたいけど、決まった時期までに必ず売りたいという人に向いています。
・不動産の買取保証のメリット・デメリット
買取保証のメリットは仲介と買取のいいとこ取りができること。不動産を高く売却するチャンスがあり、万が一買い手が見つからなくても不動産会社が必ず買い取ります。あらかじめ期間と価格を決めているのでスケジュールや資金計画も立てやすいです。デメリットは、買取になると売却価格が市場相場よりも下がってしまうことです。不動産会社が売却活動を熱心に行ってくれないという可能性もあります。
・不動産の買取保証を利用する条件や流れ
買取保証を利用するには、買取保証のサービスがある不動産会社を選ぶ、需要のある物件である、専属専任媒介契約を結ぶといった条件があります。複数の不動産会社の査定額やサービス内容を見比べて選んでくださいね。不動産会社と媒介契約をする際に買取の期間と価格を決め、仲介で買い手が見つからなければ買取という流れになります。
ちなみに、ライフステーションでは「買取補償」というサービスをご提案しています。
「仲介で売却活動を始めたけど、なかなか売れないのはやっぱり不安」なんて方は当社の買取補償サービスを利用してみてくださいね。
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